アルバムは未来への最高のプレゼント。
Merry X’mas And Happy New Album!

かつて両親がのこしてくれたアルバム。
改めて眺めてみたときに、そこに残るのは幼き自分というより、
ファインダーを覗く、親の愛でした。
アルバムは未来への最高のプレゼント。
みんなでアルバムつくりませんか?
アルバムを見て、つくって、楽しめる アルバムだらけの12日間。
アルバムをつくるための道具をいっぱいご用意してお待ちしています。

本展に寄せて

フィルムカメラで撮った写真を、町の写真屋さんで現像&プリントしていた頃と違い、デジタルカメラ全盛のいま、アルバムをつくっていない人がとても増えています。そういえば皆さん、アルバムつくってますか?

デジカメは一枚のメモリーカードに何千枚もの写真を保存することが出来るゆえ、際限なく何枚もシャッターを押してしまいます。それが写真の楽しさを広げてくれた一方で、プリントするという行為が遠のいてしまっているのも事実。大量のデータからプリントしたい一枚を見つけだすのは、確かに面倒なものです。そうこうするうちにパソコンを買い換えて、ハードディスクの中のデータが忘れられていく……なんてことも。
またデータというのは、とても理不尽に破損してしまったりするもの。そして、皆が目をつむってしまっているのが、CDやDVDだって寿命があるという事実。当たり前のことなんですが、なんだか皆さんDVDに焼き付けたら、永遠に記録がのこるような錯覚に陥ってしまっていませんか? 外見ではデータの破損すらわからないデジタルメディアと違って、ネガやプリントは、確固たる“モノ”として目の前に確かに存在している分、なんだか安心感があります。

大人になって改めて見るアルバム。そこにはとても大切なものが詰まっていることに気づきます。写真がいくら色褪せようと、そこにハッキリと写っているもの。それは自分自身というよりも、ファインダーのむこうから幼き自分を覗く、親の愛でした。
どんなに世の中が変わっても、変わらないものがあるとするならば、それは親が子を思う気持ちかもしれません。「生まれてきてくれてありがとう」そんな幸福な気持ちでつくりあげた一冊のアルバムが、いつか「のこしてくれて、ありがとう」に変わる。

こんなにも素敵なアルバムという文化を、ぼくたちは絶対に継いでいかなきゃいけない。ぼくはそう思っています。

藤本智士(ふじもとさとし)
クリエイティブエディター/有限会社りす代表。1974年、兵庫県生まれ。
雑誌「Re: S」、「写真のことば」編集長。2004年に出版した「すいとう帖」をきっかけに、現在のマイボトルブームをつくるなど、編集の力で世の中を変えるべく奮闘。様々な展覧会のプロデュースなど、単なる誌面にとらわれない編集活動が話題を集める。また、国土交通省観光庁をとおして、全国の小、中、高の図書館に寄贈された『ニッポンの嵐』の編集、原稿執筆を手がけ話題に。その他、編集者として手がけた書籍多数。
http: //www. re- s.jp/
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